企業がPPCとSEOに費やす金額
SEOmozのrandfishさんの記事によると、アメリカの企業が2007年度にPPCに費やした金額は約10兆円($10 billion)なのに対して、SEOに費やされた金額は約1兆3千億円($1.3 billion)だと言います。
randfishさんは嘆きます。
「なんでPPCにそんなにお金をかけるのに、SEOにはお金をかけないのだ」と。
randfishさんはオーガニックサーチの検索結果の表示のほうが、右端に表示されるPPCの表示欄よりも遥かに人の目に留まるということを解説してます。

以下は検索結果のページで何%の人がオーガニックサーチとPPCに表示された各サイトを視野に入れるかを数値化したものです。
オーガニックサーチ
Rank 1: 100%
Rank 2: 100%
Rank 3: 100%
Rank 4: 85%
Rank 5: 60%
Rank 6: 50%
Rank 7: 50%
Rank 8: 30%
Rank 9: 30%
Rank 10: 20%
PPC広告(サイド)
1: 50%
2: 40%
3: 30%
4: 20%
5: 10%
6: 10%
7: 10%
8: 10%
これを見るとたしかに、オーガニックサーチで上位表示を狙ったほうが、PPC広告欄に表示されるより、遥かに人の目に留まることが分かります。
だから、SEOにもっと力を入れるべきだと。もっとお金をかけるべきだと。
ただし、この理屈には一つ落とし穴があるとぼくは思います。
それは、PPCでは狙ったキーワードやキーフレーズは1,000でも、2,000でも、10,000でも、好きなだけキャンペーンを打つことが出来ると言うこと。(実際はランクによって、設定できるキーワードの数に上限がありますが。アドワーズは最初は確か5万です。)
つまり、PPCの場合一つのページに対して、数千、数万の検索キーワードからアクセスを送ることが可能なのです。
これだけのニッチキーワードをSEOで拾おうとしたら、キーワード別にページを作成しないとなりません。競争率の低いキーワードなら、一つのページで複数のキーワードを拾うことは可能ですが、それでも数千、数万のキーワードに対して、SEOのみで対策を行うのはかなりの労力です。
ですので、企業としては、PPCで膨大な数のキーワードリストに対して一気にキャンペーンを張りつつ、重要なターゲットキーワードに対してじっくりとSEOを施すというのは当然のことだと思います。
ビジネスの二八の法則にあてはめるなら、SEOは8割の売上をたたき出す企業活動の2割なのかもしれません。費用対効果は高いです。
でも、PPCという、残りの2割の売上を稼ぐための、費用対効果の低い8割の活動も企業には不可欠です。
(実際はPPCはもっと稼ぎますけど。極論です。)
SEOはインターネットマーケティングで超重要な部分ですが、PPCと比べて金額的に小さくなってしまうのはしょうがないことなのです。
もともと、金額を比べるようなものではないと思います。
野球で言えば、4番バッターであるSEOの年棒と、そのほかの選手全員(PPC)の年棒の合計を比べるようなものです。
比べても意味がないのです。
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Posted 2008-10-22 (Wed) 19:00
Last Updated 2008-10-29 (Wed) 15:32
Category: Google アドワーズ
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双方の質が違うので、何とも言えませんね。
たとえば短期のキャンペーンサイトに巨額のSEO対策を施しても、効果が表れる頃にはキャンペーン終了です。