検索結果を決める要因の優先順位:キーワード編

検索結果を決める要因の優先順位:キーワード編

Google の検索結果の順位を決める要因は200以上あると言われています。

その中でも、「ターゲットとするキーワードがタイトルに含まれているべきだ」とか、
「被リンクの数と質が重要だ」とかは誰もが知っていますし、これらが超重要な要素だと言うことも知ってます。

だけど、「ターゲット・キーワードのテキスト中の出現頻度は5%が良い」とか、
「それがSERPに与える影響がどれほどあるのか?」というあたりになってくると、意見は分かれるところです。

200以上あるといわれている、検索順位を決める要因のどれが本当に重要なのか?

この優先順位を知ることはとても大切です。

ビジネスでは「二八の法則」と言う言葉が良く使われます。2割の営業マンが8割の売上を作るとか、2割の商品が8割の売上を上げるという法則です。

SEOにもこの法則はあてはまり2割のSEO施策が結果の8割を決めると言われます。

つまり200以上ある要因の重要な2割に対して対策をすることで、8割がた結果が決まるわけです。

ですから、まずは細部は無視して、超重要な2割をしっかりと抑えることが重要です。

また、細部に過度に力を入れると、逆にランキングを下げることにもなり得ます。

SEOmozでは一年半ほど前に、Danny SallivanやAaron Wallをはじめとする37名のSEOエキスパートにアンケート調査を行い、この優先順位を割り出しました。その文書は「Search Engine Ranking FactorsV2」として現在もSEOmozで一般公開されています。

何回かに分けて、この文書を見て行きます。

今日は「検索キーワードに関する要因」です。

ターゲットとするキーワードを自サイト内でどのように使ったら良いかを読み取ってください。

***SEOmozではそれぞれの要因の重要度を5点満点でランキング形式にしています。

タイトルタグ内のキーワードの使用

得点:4.9 (超重要)

解説:これは文句無しに重要ですし、誰でもやってることですね。

一度決めたタイトルを変更するのは良くないことだと言われていますが、このSEOmozの文書のなかでChris Boggsは以下のように言っています。

「特に、ブランドもあり、数千の被リンクがあるような大型のサイトでは、タイトルタグ内のキーワードを改善することで良い結果が、しかも直ぐに見られることが多い。勿論これは、コンテンツ内で使われている関連語句や、被リンクのアンカーテキストとも関連していますが。」(”We have seen great and rapid results modifying the keyword use in the title, especially for large branded sites that already have thousands of IBLs. Again, with everything, this is also dependent on the word’s usage within content and IBLs.”)

Neil Patelも「タイトルタグ内でのキーワードの入れ替えを何度か試してみたことがありますが、それによって検索結果を押し上げることが出来ました。」と言っています。(”I have played around by removing and adding keywords within the Title Tag and have noticed a few bumps in search results.”)

タイトルタグ内のキーワードをそれまでとまったく違うものにすると、アンカーテキストやコンテンツとのマッチングが悪くなり順位を下げることもあるのでしょうが、そこを気をつければ、タイトルをいじること自体は悪いことではなさそうです。

そこそSEOが上手く行ってる本命サイトでやるのはちょっと怖いですけど。

ボディーテキスト内でのキーワードの使用

得点:3.7 (かなり重要)

解説:コンテンツ内でターゲットキーワードを使用するのが重要だと言うことも言うまでもないことですね。

Scottie Claiborneが現在の主流となる考え方を述べています。
「キーワード語句を無理なくコンテンツ内にちりばめるのは大切なことです。ただし、検索エンジンが進化するにつれ、ターゲットキーワードだけでなく、コンテンツに含まれる全ての語句から『そのページが何について書かれているか』を割り出されるようになっていく。」(”It is important to use the keyword phrase throughout the page where it makes sense. As engines get more sophisticated, it’s not just the targeted keyword phrase that counts, but the mix of all the words on the page that help to determine what the page is about. “)

つまり、キーワードだけでなく関連語句も重要ということです。

Aaron Wallは「キーワードの出現率が高すぎると、ランキングを下げることもある。」と言っています。(”If it is overdone it can suppress rankings.”)

Michael Grayは「コンテンツにキーワード語句を含まなくても、そのキーワードで検索結果上位にランクインすることは可能ですが、それには、ドメインオーソリティーや、サイト内リンク/被リンクでのアンカーテキストが重要で、より多くの労力を要する。」と言います。(”It is possible to rank pages without the text being on the page, but it requires a lot more effort from domain trust/authority, internal and external anchor text if it’s not.”)

要約すると、コンテンツ内のキーワードは文章が乱れない程度に、自然に使うこと。そして、ターゲットキーワードだけでなく、関連語句も使うことで、検索エンジンの進化にも対応出来るということでしょう。まぁ、普通に文章を書いていれば自然にこうなると思います。

ボディーテキスト内の関連語句の使用

得点:3.4 (かなり重要)

解説:一つ前の項目でも出てきましたが、ターゲットキーワードと関連する語句をコンテンツの中で使用するのは大切なことです。

今後、検索エンジンは関連語句を重要視していく傾向にあります。

またEric Wardは「一度そのサイトが検索エンジンに信用されると、関連語句がより重要になってくる」と言っています。(”Strongly weighted once overall site is trusted.”)

スパム活動などをせず、長く運営しているサイトは検索エンジンに信頼され、関連語句などでもロングテールのキーワードを拾えるようになります。

H1タグ内でのキーワードの使用

得点: 3.3 (かなり重要)

解説:これも、一般的に知られていますが、コンテンツ内での関連語句の使用ほど重要ではないという結果になっています。

また、コンテンツでの関連語句の使用は今後重要度を増すと予想されているのに対し、h1でのキーワードの使用は逆に今後、重要ではなくなっていくと予想されています。

Ben Pfeifferは以下のように分析します。
「以前ほど、ランキングに与える影響はなくなってきていますが、各ページの最適化と整理にとても有効です。」
(”Not as important as it once was as a ranking factor, but still necessary on a well optimized page and very useful for organizing page content. “)

つまり、ランキングに与える影響は少なくとも、検索エンジンが各ページの内容を正確に読み込むためにh1タグはまだ有効性があるということでしょう。

ドメイン内でのキーワードの使用

得点:3.0 (まあまあ重要)

解説:日本の場合日本語ドメインのこともあるので、やや事情が違ってきます。SEOmozの文書で分析されているのは勿論アルファベットでのドメインです。

ドメインにターゲットキーワードを含むことは重要だと言うことでSEOエキスパートたちの意見は一致していますが、ハイフーンの使用で若干の意見の相違があります。

Jonah Stein: 「キーワードを含む、ハイフーン無しのドメイン名を長く運用すれば、それだけで検索結果の十位以内に入る可能性の25%がきまります。」(”if your nicesly aged, non-hyphenated domain name contains your primary keyword, your 25% of the way to the top…10. “)

Scottie Claiborne: 「キーワードをハイフーンで区切った場合のみ有効性があります。ただ、一般的には、あまりに多くのハイフーンをドメイン内に使うと信用性が落ちるので、使用するハイフーンは1つか、2つくらいが望ましいです。また、キーワードを詰め込んだドメインよりは、ブランド名を入れたドメインの方が遥かに良いでしょう。」(”Using a keyword in the domain name is only helpful if you separate the words with hyphens. General speculation is that too many hyphens might trigger a trust issue with the domain, so more than one or two hyphens is not recommended. A good brand name is always better than a keyword-filled domain. “)

Mike McDonald: 「あなたがターゲットとするキーワードの内の一つをドメインに入れるのはまったく悪いことではありません。」(”I don’t see how having a domain consisting of (or containing) one of your primary keywords could be a bad thing. “)

要約すると、ドメイン内で使用するハイフーンは多くても2つまで。そして、キーワード語句の詰め込みすぎは良くない。ドメインに含めるキーワードもせいぜい2つでしょう。そして、むしろキーワードを詰め込むよりは、サイト名などをブランドとしてドメインに含めるほうが効果的かもしれない。

各ページのURLでのキーワードの使用

得点:2.8 (まあまあ重要)

解説:各ページのURLにキーワードを含むのも、ドメイン内のキーワードほどではないにせよ、効果はあるようです。

Berry Schwartz: 「検索結果でURLのキーワードが太字で表示されるのだから入れておく価値はあると思います。」(”Having them bolded in the search results are worth a lot in my opinion. “)

Aaron Wall: 「クリック率の向上に役立つし、URLをアンカーテキストとして使う場合もあるのでキーワードを入れておく価値はあるでしょう。」(”helps improve CTR (and thus relevancy if CTR factors into relevancy scores) and some people will link to pages using the URL as anchor text. “)

Ben Pfeiffer: 「ヤフーではかなり効果的です。ハイフーンでキーワードを区切りましょう。」(”Works very well in Yahoo… Use hyphens.”)

h3、H3、Hxタグでのキーワードの使用

得点:2.8 (まあまあ重要)

解説:ぼくの感覚ではURL内のキーワードのほうが重要かと思っていましたが、同点なんですね。

Thomas Bindlは「重要度は増したり、下がったりを繰り返していて、h1タグと同じ位重要になったり、それ以上に重要になったりすることもありえる」と言っています。(”weight changes every now and then and it can happen that h3/h3 have the same/higher importance than h1.”)

Aaron Wallは「ページタイトルやアンカーテキストとまったく同じ語句の繰り返しだと、ランキングを下げる可能性もある」と注意を促しています。(”May hurt your rankings if it is too well aligned with the page title and anchor text. If templating issues cause too much duplication in a large section of a website it may also lead to reduced crawling.
“)

あくまで、本来の見出しタグの機能として使うべきで、SEOを意識したキーワードの詰め込みは良くないでしょう。

ALTタグや画像タイトルでのキーワードの使用

得点:2.6 (まあまあ重要)

解説:ALTタグ内や画像タイトルでのキーワードの使用もそれなりの重要性はあるようで、SEOエキスパートは以下のように解説しています。

Andy Hagans: 「画像検索ではとても重要ですが、一般のウェブ検索ではそれほど重要ではありません。」(”This is very important for Image search, but not as important for Web search. “)

Scottie Claiborne: 「画像自体がリンクとして使われた場合、画像のALTタグがアンカーテキストの役割をするので、この場合、SEO的にもそれなりの重要性はあります。」(”When an image is used in place of anchor text, the alt acts as anchor text. Alt attributes for linked images do have some importance when it comes to SEO. “)

Natasha Robinson: 「Googleのローカルリスティングで、検索キーワードがALTタグと画像タイトルでしか使用されていないサイトが上位表示されているのを実際に何度か見たことがあります。」(”In Google Local listings, I’ve actually found some sites ranking for words that only appear in ALT tags and Image titles of that site. “)

Googleのローカルリスティングというのは、Google Mapでのお店検索などのことだと思います。

ALTタグや画像タイトルでのキーワードの使用はウェブ検索ではそれほど重要でないとしても、画像検索や、画像がリンクとして使われた場合、またローカルリスティングなど特定の場合に効果を発揮するということでしょう。

BOLDやSTRONGタグでのキーワードの使用

得点:2.3 (まあまあ重要)

解説:一般的にキーワードはBOLDタグよりもSTRONGタグで囲んだほうが良いなどど言うことを聞きますが、SEO上それほどの違いもなく、またそれほどの重要性も無いようです。

Scottie Claiborneは「ある語句を目立たせるということは、あなたがその語句を重要視しているということだから、ウェブページを分析する際に他の語句よりも注目してもらえるという考え方は理にかなっている」と言っています。(”Setting words apart from the rest of the text indicates that you think they are important- it makes sense that those words would get a little more attention in the analysis of the page. “)

一方で、Ben Pfeifferは「多少はランキングに対して影響があるでしょうが、そんなに大きな影響はありません」(”Has some weight as a ranking factor, but not very much. “)と言い、Jill Whalenは「これがランキングを決める要因になっている決定的な証拠を見たことが無い」(”I haven’t seen real evidence to show this as being a factor. “)と言っています。

こちらも、Hタグと同じく機能的に使うもので、それほどの重要性はなさそうです。こうなると、BOLDがいいか、STRONGがいいかという議論もあまり意味がありません。

メタ・ディスクリプションでのキーワードの使用

得点:2.0 (まあまあ重要)

解説:メタディスクリプションはランキングに影響するというよりクリック率をあげるのに効果があるということで意見が一致しています。

Googleの場合、検索結果に表示されるサイトの解説分は、メタディスクリプションか、もしくはコンテンツから選び出されます。クリックしてもらえるように、メタディスクリプションを上手に書くのは大切なことです。

メタ・キーワードタグでのキーワードの使用

得点:1.2 (やや重要)

解説:メタキーワードタグでのキーワードの使用はヤフーでは利用価値あり、グーグルでは意味が無いというのが統一見解のようです。

Barry Schwartz: 「ヤフーのみ有効ですが、そのヤフーでさえどれだけ見ているか疑問です。」(”Only Yahoo and I doubt they use it much.”)

Natasha Robinson: 「ミススペリングはヤフーで特に効果有りです。」(”Works for mispellings in Yahoo.”)

EGOL: 「念のためやっておくべき。」(”Do it just in case.”)

Jonah Stein: 「グーグルはこのタグを無視しています。」(”Google ignores them.”)

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Posted 2008-10-19 (Sun) 18:28  Updated 2010-01-03 (Sun) 19:17
Category: Google 対策   Tag: , , , ,

Comments

  1. anishio says:

    メタキーワードの有効性は落ちているのは認識していましたが、Googleは無視してるとは知りませんでした^^;

    ま、入れますけどね。

  2. sugane says:

    まぁ、いれますよね。 ^^
    識者の見解も少し割れてますからね。まったく意味が無いわけじゃないですし、マイナスになるわけじゃないですからね。

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