ページランクについて、とりあえずわかっていそうなこと
Sphinn Japanでは最近ページランクに関する記事の投稿を良く目にします。
ページランクについて本当のことはGoogle外部の人間はだれも知りません。
ですので、現時点で「わかっていそうなこと」を整理したいと思います。
まずは基本知識です。
- ページランクは英語表記で「PageRank」、略して「PR」と表記される。
- ぼくらが見ているツールバーにあるPRは英語で「Toolbar PageRank」、略して「TBPR」と表記される。
- グーグルが実際にウェブページの評価に使っている一般に公開されていないPRは「Real PageRank」と呼ばれている。
- ページランク「0」の状態、つまりバーが真っ白の状態を英語で「Zero PageRank」とよび、その上に1~10まで緑色のバーでPRは表示される。つまりPRは11段階ある。
- また、ランクされていない状態のTBPRは白ではなく、灰色であり、この状態を英語で「Greybar」と呼ぶ。
以上のようなことを踏まえまして、この記事ではReal PageRankではなく、Toolbar PageRank(TBPR)に関してまとめます。
鈴木さんと渡辺さんのSphinn Japan Blogでの記事
まず、鈴木さんがSphinn Japan BlogでTBPRについての「Google PageRankを信用してはいけない6つの理由」という記事を書いています。
要点をまとめると以下のようになります。
- TBPRもReal PRも被リンクの数と質で計測されている。
- Real PRもウェブページを評価するための数百ある要因の一つに過ぎないので、評価の決定的な要因にはならない。
- TBPRはおおよそ3ヶ月ごとに更新されている。
- Real PRは0~10の11段階よりも細かく計測されている。
以上のようなことから、TBPRにあまり固執しないほうが良いと結論付けています。
さらに渡辺さんも「『PageRankはどうすれば上げることができますか?』必要ありません」という記事で、鈴木さんの記事を踏まえた上で以下のように言っています。
PageRank 1しか持たないサイトでも基本的な最適化を行うことで上位3位以内に入るケースが数多く確認されています。
この記事には「基本的な最適化」についての詳しい解説はありませんが、キーワードの使い方や、アンカーテキスト、サイト内リンクなどの内的SEOのことだと思われます。
鈴木さん、渡辺さんのTBPRに対する見方として、以下の2点で一致しています。
- SEOの努力に対する指標としてのTBPRの存在は否定しない。
- TBPRが検索順位に与える影響は小さくなってきている。
鈴木さんはさらに、「PageRankの更新間隔が短くなった?」という記事を書き、Sphinn Japanのサイト公開から10日ほどでPageRankが付いたことを確認しています。あくまで推測としながらも、TBPRの更新頻度が短くなってきている可能性があることを示唆しています。
海外に目を向けてみましょう
Ann SmartyさんがSearch Engine Journalで「Myths and Truths About Google GrayBar PR」と言う記事を書いています。
WebmasterWorld Forumの議論をもとにGrayBarに焦点をあてた記事なのですが、以下の3点が重要です。
- FACT: gray PR doesn’t directly mean the site is penalized or is deindexed; 「GrayBarになったからといって、必ずしもペナルティーを受けたとか、インデックスから外されたという事ではありません。」
- FACT: gray PR can be a signal of improper behavior (more checks are needed to make sure your OK / not OK); 「GrayBarは適切でないウェブページの構築をしているというシグナルの可能性があります。」
- FACT: Toolbar PR can change and even become gray with no impact on performance; 「TBPRに変化があったり、仮にGrayBarになったとして、ウェブページの順位などに何の影響もない場合もあります。」
上記3点を見てみると一見矛盾しているように見えますが、そうでもないようです。
Annさんの分析にある、「適切でないウェブページの構築」とはリンク構造やキーワードの使い方、ソースの書き方などのことだと思いますが、GrayBarの場合、これに問題がある場合があるのでチェックが必要、ということでしょう。
ただし、それは必ずしも、ペナルティーとか、インデックス外になったということではないし、TBPRはあくまで検索順位を決める要因の一つだから、GrayBarになったとしても順位変動がない場合もあるということでしょう。
Webmaster-talkなどのフォーラムを除いてみると、やはりTBPRが検索結果に与える影響は小さいと言うことで一致しますが、中でも以下の一文はTBPRの現状を端的に言い表していると思います。
Good sites get high PR, But not all high PR sites are good.「良いサイトは高いPRを貰えるけど、PRの高いサイト全てが良いサイトとは限らない。」
SEO施策を正しく行っているサイトは高いPRが自然と付いてくるはずだということですね。それは同時に、SEO施策をやっているにも関わらずPRが伸びず低いPRしか付かない、もしくはGrayBarになるようなら、Annさんが言うように何か問題があるのかもしれません。
最後に、GoogleのPageRankに関する説明を見てみましょう
日本語のGoogleサイトでは以下のように解説されています。
検索結果でのサイトのランク付けに使用される Google の機能です。PageRank は、各ページの重要性を示す指標としてウェブの膨大なリンク構造を利用し、ウェブ独自の民主的な性質により決まります。品質の高いサイトには高い PageRank が割り当てられ、Google では検索が行われるたびにこの PageRank を記録します。 Google では、PageRank と高度なテキスト マッチ技術を組み合わせて、重要性および検索との関連性が高いページを特定しています。
「品質の高いサイトは高いPageRankが割り当てられ」という部分は重要です。
これは当然、Real PageRankの解説です。
TBPRの更新は基本的に3ヶ月ごとであることや、ランク付けが11ランクしかない点でReal PageRankと同一ではないことは先述の通りです。
それでも、TBPRがReal PageRankを反映していることには変りありませんので、上記の解説はしっかりと理解しておく必要があるでしょう。
TBPRについて、とりあえずわかっていそうなこと・まとめ
- TBPRは3ヶ月更新なのでReal PageRankよりも遅れている。
- TBPRが低くても上位表示は可能。
- TBPRが低いままだったり、下がった場合は、サイト構築の仕方に問題がある場合もあるのでチェックが必要。
- 高い品質を維持しているサイトは高いTBPRを維持しているはず。ただし、PRだけで検索順位を決めているわけではないので必ずしも高順位を維持できるとは限らない。
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