検索エンジンの向かう先は?-Yahoo!チーフ・サイエンティストに聞く。

検索エンジンの向かう先は?-Yahoo!チーフ・サイエンティストに聞く。

ご存知のようにアメリカで一番使われている検索エンジンは1位GoogleでYahooは2位です。

ちなみに先月の統計では、Googleは59.2%、Yahooは21.6%、MSNは9.6%というシェアになっています。
(“Google Increases Lead in Share of All American Searches”、Search Engine Watch.com、2008/3/20)

先日の記事にも書きましたように、ソーシャル系のサイトに人気が集まり、大手検索エンジンもソーシャルサイトの構築、囲い込みに目を向けている昨今です。

それでも、基本となる検索エンジンサイトがこのまま廃れていくわけではないでしょう。

そして、Yahooも、この米国での2位という現状に甘んじているつもりはないようです。

SEWのブログ記事ではYahoo!チーフ・サイエンティストのAndrew Tomkins氏の言葉として、ヤフーの検索エンジンが今後どのように進化してくのかを紹介しています。

“I like to think of search as the place people start for a lot of things they want to do. Sometimes, they get their answer and they’re done. Other times, it’s part of a process that may take months to complete, like buying a house or researching high-def televisions, (中略) The next generation of search will be about understanding the task a user has in mind and changing the way search operates to get those things done.”
訳: 「私は検索エンジンをユーザーがいろいろなことを出来る場所として捉えたいのです。あるときは、単純に答えを得る場所として。またあるときは、家を買ったり、高画質テレビを買ったりする場合の情報を得る場所としてです。次世代の検索エンジンはそういったユーザーが検索するときの動機を理解すること、そしてそれを可能にするための検索機能の変化を念頭に置いています。」

ユーザーがなぜ検索サイトを訪れたのか、その動機がわかるシステムが出来れば、当然検索結果はユーザーにとってより良いものになるでしょう。

“For the past 10 years, most search engines have relied heavily on analyzing anchor text, links, and content to determine relevance. (中略) Recently, research by the top search engines has looked at other signals, such as user clicks and engagement, that might indicate search result relevance.”
訳: 「過去10年間、ほとんどの検索エンジンはアンカーテキストやリンク、コンテンツというものを検索結果を決める重要な要素としてきました。最近の大手検索エンジンはそれらとは別の要素に目を向けて研究を進めています。その要素とはユーザーのクリックとユーザーが何に取り組んでいるかです。」

つまり、ユーザーがどの検索結果からどのサイトへ行き、次にそのサイト内でどこをクリックするか。また、どのサイトのどのページに長く滞在したか、というユーザーの動きから、ユーザーが何に関心を持ち、どんな動機で検索し、どのサイトのどのページがそのユーザーの検索キーワードに一番関連しているかなどを分析できる仕組みを作ろうということでしょうか。

このような、アルゴリズムが可能になり、採用されるとなると、コンテンツは勿論のこと、ユーザービリティもかなり重要になってくるでしょう。

参考記事:
(“Where’s Search Heading? Ask Yahoo’s Chief Scientist”、Search Engine Watch.com、2008/3/20)

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Posted 2008-03-22 (Sat) 17:25  Updated 2009-12-27 (Sun) 17:40
Category: SEO 関連ニュース   Tag: , ,

Comments

  1. anishio says:

    今後はXMLなどが情報ソースの基準になるんでしょうかね?
    HTMLは今後もどんどん衰退していきそうです。

    分析内容はすごいと思いますが、逆に分析結果からの個人の特定や全く認識していないユーザーが監視されている観は否めないです。
    犯罪に対する情報捜査にも使えそうですが、悪質な分析情報の使われ方をされないようにしてほしいですね。



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