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IPアドレス分散レンタルサーバーは効果的か?

123サーバーという、複数のIPアドレスを供給する、レンタルサーバーがあります。

同一のIPアドレスからの被リンクばかりだとスパム扱いされるから、IPアドレスの違うドメインからリンクを集めなきゃいけないというのを売りにしているサーバーです。

発想は良いのですが、この手の、IPアドレス分散サーバーのようなSEO手法というのは、ものすごく寿命が短いとぼくは考えます。

なぜなら、検索エンジンは出来るだけコンテンツの充実した、ユーザーが喜ぶサイトを検索結果の上位に表示できるように必死なわけで、スパム行為で上位表示を狙っているサイトは要らないはずです。ぼくが、検索エンジン側の人間だったら、絶対に今販売されているSEOマニュアルは片っ端から購入するし、SEO業者がどういうSEO対策をやっているのかを研究します。

というか、検索エンジン側は当然、そういうことをやっています。これは、SMXなどでのGoogle, Yahoo!, MSNなどの検索エンジンの担当者の発言の中に、ネット上で販売されている、サイト自動量産ソフトやクローキングソフトなどの話題が頻繁に出てくることからも明らかです。

実際、日本語ドメインだって、無料ブログでの被リンク用バックアップブログの大量生産だって、ソーシャルブックマークからの被リンクだって、流行物のSEOはすぐに検索エンジンに目をつけられ、そして、スパム扱いされるか、良くてもその被リンクの効力は失います。

つまり、SEOの手法として世に出た段階で、その手法の寿命は秒読み段階に入ったといってもよいのです。ぼくらがその手法を知っているということは当然検索エンジン側も知っています。そして、対策を練り始めています。

もともと、123サーバーのような、IPアドレス分散サーバーという発想がなぜ出てきたかというと、同じIPアドレスからのリンクや、Cブロックが同じIPアドレスからのリンクはリンク効果が低くなる可能性を指摘されてきたからです。

これ関しては、SEOmozでrandfishさんも確かに、そのように指摘しています。

if the domains are hosted on the same IP address, or same c-block of IP addresses, the link may lose some of its weight
「ドメインが同一のIPアドレスや、同じCブロックを持つIPアドレスからのリンクは比重が低く見られる可能性がある。」

しかし一方で、グーグルのDirector of Technology、 Craig さんは2002年のインタビューではっきりと、個別IP上のドメインとバーチャルホスト上のドメインを同等に扱うといっています。

“Actually, Google handles virtually hosted domains and their links just the same as domains on unique IP addresses. ”
訳: 「グーグルはバーチャルホスト(一つのIPアドレス)のドメインやそのドメインからのリンクを、別々のIPアドレス上のドメインと同等に扱っています。」
(Google Director of Technology Craig Silverstein Slashdot interview)

ただしこの辺の議論はあくまでも、自然と増えていくリンク、いわゆるナチュラルリンクの場合に、どのように扱われるかという議論であって、IPアドレス分散サーバーとなると事情が違ってくるはずです。

SearchEngineWatch.com のフォーラム でも何度も話題になっているようですが(リンクは2004年7月のトピック)、大勢は複数IPアドレスからの被リンク効果に否定的です。ペナルティーにならないまでも、被リンク効果は否定されています。

この手の複数IPアドレスサーバーをつかっているのは、どう考えても、被リンク稼ぎが目的のSEO対策者だけだから検索エンジン側だって対処しやすいはずです。こういうサービスを行っているレンタルサーバーが供給しているIPアドレス上のサイトからのリンクをすべて「被リンクとしてカウントしない」とプログラムに入れるだけでいいのだから。

一般の無料ブログも被リンク用に使われていますが、こちらは当然一般の利用者がいるから、そう機械的には対処できないけれど、IPアドレス分散サーバーの利用者は先に述べたとおり、SEO目的だけ。

そういうレンタルサーバーは全部だめ、とするのは簡単なことだと思います。

だから、IPアドレス分散サーバー上で運営されているサイトからの被リンク効力はすでに無い、というのがぼくの考えです。

一般に言われている、Cブロックが違うIPアドレス上のドメインからのリンクの方が被リンク効果が高い、というのが真実だとしても、IPアドレス分散サーバーを使用して、サイトを量産し、自作自演の被リンク稼ぎをすることが賢い方法だとは、到底思えません。

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Comments:4

anishio 08-03-26 (Wed) 16:14

このサイトの記事読みましたが(ツッこませて頂くと、月間検索数 33,050件で4位って…)根本的に私もこの手の手法をメインに絶大なSEO効果と大々的に言ってしまうのは好きじゃないです。

最近は多少Web知ってる人ならSEOを口しますが、その内容を聞いてみると、単に検索上位に表示する事だと思っている人が大半で、検索エンジン上位=宣伝効果UP=売上UPみたいな認識です。

個人的にSEO対策というのはあくまで基本概念としてとらえるべきだと思います、サイトのコンテンツや企画そのものの人気は千差万別でも、それを表示するWEBページのポテンシャルはユーザビリティやアクセシビリティがメインであり、突き詰めて行くと結果的に検索エンジン上位へと繋がるものだと思います。

商売相手は検索エンジンではなくあくまで人間であり、ユーザーは『使いやすいサイトにはリピートする』という短期のクリック数だけでは測れない絶大な効果があることをもっと意識すべきです。

コンテンツもそこそこ良くて見やすく使いやすいサイトにはお金をかけなくても時間が経てば継続して訪れるユーザーが増えて行き、結果検索エンジンのアルゴリズムがどのように変ってもなんら変わらず検索上位表示される事こそが最強のSEO対策ではないでしょうか?

商売でSEMなどを講じるなら、検索エンジンの盲点を突いて上位表示させるような業者に頼らず、自分のサイトをしっかり見直し、使いやすい魅力的なサイトだと確信したらアドワーズでもなんでも少しだけお金をかければ十分効果が出るものと私は信じています。

とはいえ、SEO業者も仕事ですからね…検索○位とか基準が無いと、てっとり早く稼げないからそうなってしまうのでしょうけど…^^;

anishio 08-03-26 (Wed) 16:21

追伸、
『検索エンジンなんか気にしな~い』という意味じゃないですよ。
マークアップやスパム対策はしっかりやりましょう~w

sugane 08-03-27 (Thu) 12:57

anishioさん、
「WEBページのポテンシャルはユーザビリティやアクセシビリティがメインであり、突き詰めて行くと結果的に検索エンジン上位へと繋がるものだと思います。」

最高ですね。その通りだと思います。
特にユーザビリティは結構前から言われているわりには、現在上位表示のサイトでも、あまり考えられていないサイトは多いですね。特に重要なところだと思います。

印鑑 08-10-17 (Fri) 23:45

いずれにしても、対策にかなりのお金がかかると、、採算が取れないのが、現実です、。当方、6年ほどネットショップを運営しておりますが、3年前から、供給が需要に比べ加速度的に増している印象があります。正直、5年前は、左うちわ(まあ、90%冗談ですが)でした。当然ですが、検索では上位に入りにくくなり、広告費(PPC広告)の単価が増し、にもかかわらず、転換率が下がります。そうすると、値段を下げざるをえなくなります、。まあ、当たり前の競争原理ではありますが、対策によって金額にかなりの幅があるSEOは、安くすませられれば、非常によい広告手段です。いずれにしても低コスト運営を心掛けないと、競争の激化という大きい流れに加え、日々の検索結果の上下振幅、や、風評被害などで、高コスト運営のところは、何かあるとつぶれてしまいます。話がやや逸れましたが、情報そして知識の重要性が増しているということだと思います。

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